【国内市場や世界市場】フォークリフトのシェアって?

国内を中心に、様々なメーカーが存在するフォークリフト市場。
このフォークリフト市場のシェアは、国内と世界でどう変わるのでしょうか?
また、2015年の国内フォークリフト市場には、どのような動きがあったのでしょうか?
そこで今回は、フォークリフト市場のシェアなどについてまとめてみました。
国内や世界のフォークリフト市場
フォークリフトの国内シェアは、2013年度調べでトヨタ、ニチユ、ユニキャリア、コマツ、住友の順となっています。
この中でもトヨタが約50%のシェアを占めており、技術性能や安全性能、アフターサービスが良いために高いシェアを維持し続けています。
- トヨタ
- ニチユ
- ユニキャリア
- コマツ
- 住友
また、世界市場のシェアは2014年度調べで、トヨタ、キオン(独)、ニチユ、ユングルハインリッヒ(独)、ハイスターエール(米、旧ナコ)の順になっています。
この世界市場でもトヨタが25%のシェアを誇りトップで、他はドイツやアメリカのメーカーや、国内メーカのニチユなどがエントリーしています。
- トヨタ
- キオン
- ニチユ
- ユングルハインリッヒ
- ハイスターエール
また、近年フォークリフトは発展途上国での需要が高まっていて、現在はエンジン車が中心に販売されています。
しかし、今後は地球環境に配慮して、電気車に需要が移行していくのではないかと予想されています。
2015年のフォークリフト国内市場
2015年度のフォークリフト国内市場では、トヨタが燃料電池(FC)フォークリフトの実験を関西国際空港で開始したことが話題になりました。
この燃料電池フォークリフトは約3分で燃料を充てんでき、充電や電池交換なしで連続稼働することができます。
このため、従来のフォークリフトよりも二酸化炭素の削減や作業性の改善効果が得られると考えられており、2016年度の本格導入を目指しています。
さらにトヨタは国内シェアで50年連続でトップに立ち、年間販売台数3万台を達成しました。
- 燃料電池フォークリフトの実験
- 2016年度の本格導入を目指す
- 50年連続で国内トップシェア
また、フォークリフト市場世界6位の三菱ニチユが世界7位のユニキャリアを買収したことにより、世界3位のメーカーが新たに国内で誕生しました。
エンジン車に強いニチユと、バッテリー車に強いユニキャリアが協力することによって、フォークリフトのラインアップ強化を行ない、2020年度に営業利益を300億円程度上乗せすることを目標としています。
中でもユニキャリアは中国の新興フォークリフトメーカーを買収し、低価格車の販売で需要拡大を目指していたところなので、今後の同行も気になるところです。
- ニチユがユニキャリアを買収
- 2020年度の営業利益上乗せを目標
- 世界3位のメーカーが誕生
2015年度は国内外で大きなニュースが続いたフォークリフト業界ですが、2016年度はどうなるのか気になりますよね。