【法律や価格】三角表示板の規格って?

車が故障した際に用いられる三角表示板(三角停止表示板、三角停止板)。
この三角表示板の規格は、国内と海外でどう変わるのでしょうか?
また、三角表示板の価格は、いくらぐらいが多くなっているのでしょうか?
そこで今回は、三角表示板の規格や価格などをまとめてみました。
三角表示板の規格や法律
三角表示板とは、車が故障した際など緊急停車時に用いる表示器材を指し、三角停止表示板や三角停止板とも呼ばれます。
この三角表示板は国内で規格が2種類あり、国家公安委員会認定品とEU規格に分かれています。
- 国家公安委員会認定品
- EU規格
国家公安委員会認定品とは道路交通法施行規則 第八章の二で定めた基準にあったものを指します。
この基準としては、正立正三角形の反射部があること、200メートル離れた所から反射が見えること、反射光の色が赤であること、道路上で垂直に立てられることが明記されています。
- 正立正三角形の反射部
- 200メートル先でも確認可
- 反射光の色が赤
- 道路上で垂直に立てられる
また、EU規格は国際連合欧州経済委員会にて制定された自動車基準にあったもので、実は道交法の基準もこちらに合わせているので、自動的に適合するようになっています。
さらに、三角表示板は道交法第4条2号で高速道路での緊急時に設置義務が定められていて、これは高速道路で車を運転できない状態になった場合に、外部からも判断できるように何かしらの表示をしなければいけない事を指しています。
また、この道路交通法を違反すると故障車両表示義務違反として1点の加点と6千円の罰則が発生します。
- 高速道路での緊急時に設置義務あり
- 違反すると1点6千円の罰則
では、実際に販売されている三角表示板は、いくらぐらいのものが多いのでしょうか。
この金額などについては、次の項目で確認していきましょう。
三角表示板の価格は?
さて、三角表示板はおよそ5百円から2千円程度で販売されていることが多くなっています。
この市販されている三角表示板はコンパクトに折りたためるタイプが中心で、国家公安委員会認定品とEU規格品に分かれています。
- 5百円から2千円程度
- 折りたたみ式が中心
また、一般道での三角表示板の表示義務はありませんが、車が故障した際は事故を未然に防ぐためにも使用した方がよいでしょう。
実は高速道路では、車が故障した際に三角表示板が利用されないケースが多くなっています。
このため、高速道路上の故障などで、三角表示板を使わずに死亡事故につながることも少なくありません。
- 一般道で使用することもできる
- 高速道で使用される事が少ない
ちなみに、三角表示板の代替品として紫色の回転灯を設置する事でも同様の意味を果たすので、三角表示板か紫色の回転灯を車に備えておくと良いでしょう。
いざというときのためにも、車のトランクなどに三角表示板を積んでおきましょう。